2013年9月20日金曜日

能島城跡 雑木伐採本数調査。

先週末、日中はまだにえぎる暑さの中、能島城跡の雑木伐採本数調査に出かけました。


今の時期は、広葉樹が生い茂り、なかなか能島本来の郭が見えません。
ですが、今年度中に1部区画から雑木の伐採を行う予定ですので、愛媛大学のE先生のご指導のもと、対象となる雑木の樹種と本数の確定を行いました。


中でも多いのが、クヌギです。今回伐採予定の区域の9割を占めており、平均の胸高直径(人の胸くらいの高さで測った樹木の直径)が15~20cmとまずまずの大きさです。


今年の区画は本数を改めて数えると200本以上。幹の数ではなく胸高で計測したので、多いものでは1株あたり3~4本のカウントとなる樹木も。。そのほとんどはクヌギです。


実際に切り出されると膨大な数量になることは目に見えています。このクヌギ材を有効活用できればよいのですが。。。


能島の出丸の一つである矢櫃のど真ん中に大きな樹がありました。


その樹は多くの情報が刻まれたホソバタブの木。近年枯れ始めていることから、残念ながら伐採の対象となりました。


今回の雑木伐採の目的のひとつが、宮窪や、伯方大島大橋方面から見た能島城跡の景観向上(郭線がよく見えるように) のためであります。さらに台風などの悪天候で、大きな樹木が倒れ、能島の岩盤崩落などを防ぐ目的も含んでいます。


                         この日の潮流状況


毎月の雑草刈り作業なども含め、定期的な管理は欠かせません。(D)