2014年3月10日月曜日

鯛崎島から見た能島 と 鯛崎島 「村上水軍お宝伝説」

能島城 最後となるであろう今年度の発掘調査も、いよいよ大詰め段階の時期がやってきました。

 
私はこれまで、鯛崎島に上陸したことがなく、能島から鯛崎島を眺めているだけでしたが、鯛崎島から見る能島は三菱形(スリーダイヤ)をした要塞です。


鯛崎島は能島と違い、郭(くるわ)が1つで階段状になっていません。つまり、頂上部(郭)まで一気に登らないといけません。
 
 
途中のジグザグ階段は、まるで石鎚山の急斜面を彷彿させてくれます。


郭に上がると、弁天さんが祭られている神社や、鵜島から持ってこられたと伝わる古い五輪塔などが存在。能島と違い1つの郭のみですからタイトな空間でも、茶室のような感覚が味わえます。


この鯛崎島からは、瀬戸内海の中央(燧灘)がよく見えます。特に上島町(旧魚島村)の高井神島(写真中央)、魚島(写真やや右)、もっと視界が良ければ、四国中央市あたりも見えるのかもしれません。

上の写真のように鯛崎島から見えた燧灘の景色は、実際能島からは見えません。前方に広がる鵜島の影でまったく見えないのです。鯛崎島は、能島城の郭のひとつとして、実は重要な位置を秘めているのです。

話は変わり、昔から地元に伝わる村上水軍のお宝伝説。「朝日がのぼり、夕日の沈むところ (見える) ところ 白南天の木の下」

能島城内にあったといわれ、地元の作業員さんの話によると能島東南出丸の南端説などもあります。

面白いのは見えたはずの白南天の木が上陸して探してみると見当たらないという、カモフラージュしているかのような伝説です。


地元の人と話をしていると、鯛崎島の南斜面には、白い花が多く咲いているねと問いかけられることがありますが、実際は白い花は咲いていません。おそらく青鷺(あおさぎ・鳥)や鵜(う・鳥)などの白い〇ンなのでしょう。

鯛崎島に多くの巣を作っているアオサギや鵜の群れ。K学芸員によると、村上水軍お宝伝説のヒントになるのでは??

★村上水軍のお宝伝説にまつわるTVの取材が先日、収録されました。放送は四国地区のみの方限定ですが NHK総合 「しこく8」 四国なぞ解き行脚 ~冬編~ NHK松山放送局 3月14日(金)の午後8時から8時45分。

☆この3月14日には、もうひとつNHK BSプレミアム BS歴史館「反逆者か?英雄か? 日本の海賊・知られざる真実」が朝8時~9時に再放送されます。K学芸員の水軍資料・能島の解説、今話題の「村上海賊の娘」の著者 和田竜さん、松山大学法学部教授 山内譲先生をゲストに迎え、村上水軍について中身の濃い放送です。

ぜひお見逃しなく!! (D)