2014年12月7日日曜日

桜の能島 から 史跡の能島城へ パート1

能島の紅葉も東部海岸を除き、かなり落ち着いてきています。
中でも桜の葉は一番に紅葉し、先日の大風でほとんど吹っ飛んでしましました。


能島城は、来年度 ( 平成27年度 ) に古来の城内通路の把握を目的とした調査を行う予定です。この目的は、平成30年度に行う予定である城内の散策ルート整備にも加味するためでもあります。


ちょっど今、能島城をどう活用していくか。
10年前に策定した能島城 保存整備活用事業の計画を練り直しています。 ( 締切まであまり時間がありませんが。。 )
平成15年度から始まった発掘調査成果をもとに、これから能島は一般の方にもわかりやすく能島の実態をわかっていただけるよう整備をしていく予定です。

平成23年度までの発掘調査成果 (不許転載)

 
こういった保存整備活用計画や発掘調査は、すべて能島城の保存整備事業が始まったころから 「 能島城整備検討委員会 」という会が設置され、ちゃんと審議し、承認を得た上で実施されます。

本年度から、先行して民間業者主体の能島城上陸ツアーが好評を博しています。ただ丸一日、満喫といったことは、自分の船で渡らない限りほぼ不可能なのです。

 
その訳は。。。離島で定期船が就航していないという特異な事例であることから、城内を散策できる時間は限られているわけですね。

短くて45分。海岸部をくまなく散策すると1時間30分はかかってしまいます。


能島城は周囲が約850mと見かけは小さくても、実際登城するだけで健脚の方でも20分はかかります。景色やガイドの方の説明を聞いていくと、おのずと時間がかかってしまうのです。

次回は能島の景観向上の整備についてみていきたいと思います。(D)