2014年5月31日土曜日

真っ赤な陣羽織が東京で着れる!?

なんと!村上水軍博物館を象徴する村上家伝来の陣羽織をモチーフにした衣装を、東京で、新宿で、本屋さんで着ることができます!


これは、本日から全国ロードショーの映画 『瀬戸内海賊物語』を原案とした小説に関連するイベントで、歴史アイドル美甘子さんが再び鶴姫の衣装をまとい出演されます。なりきり撮影会で、子どもたちが赤い陣羽織を着て撮影できるというもの。


「瀬戸内海賊物語 ぼくらの宝を探せ!」(静山社)
 黒田 晶(作)、大森 研一監督(原案)
小説の紹介はこちら↓
http://news.setokai.jp/?p=77
http://www.sayzansha.com/jp/books/978-4-86389-276-7.html


6月1日 14:00~15:00 紀伊國屋新宿本店にて
イベントの詳細は下記まで。


静山社
http://www.sayzansha.com/jp/news/2014/05161519.html
紀伊國屋書店新宿本店
http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20140529205934.html


お近くにお住まいの方はぜひ行ってみてください!


企画展 小説『村上海賊の娘』の世界のチラシもどこかで見かけるかも・・・。http://www.islands.ne.jp/imabari/bunka/suigun/topics/061/chirasi.pdf




話題の映画 『瀬戸内海賊物語』
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映画「瀬戸内海賊物語」 大森研一監督 
出演:柴田杏花 内藤剛志 小泉孝太郎 中村玉緒 
5月24日(土)香川・愛媛・徳島先行公開 
5月31日(土)全国ロードショー 
瀬戸内海賊物語公式サイト:http://setokai.jp

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今治での初日舞台あいさつに参加し、映画を見た矢野館長は、大絶賛していました。
ぜひ見ていただきたい、と。




K

2014年5月29日木曜日

能島城 の 景観と遺跡の管理

今月も能島城の定期草刈に出かけました。


今年度からは、せっかく刈り上げた斜面などが、またジャングル状態になってしまうのも管理している側からすると残念ですので、草刈や伐採した切り株、そして新たに崩落している箇所がないかなど、能島城の保守点検を行う日数を倍増させました。


1ヵ月のうち2日から3日は徹底的に能島城内をきれいにできるわけです。


今年の冬には、以前のブログ「冬の能島。島から城へと変貌中! 」 http://suigun-staff.blogspot.jp/2014/01/blog-post_19.html でご紹介したように、能島城内でも宮窪側から見える斜面を中心にクヌギの伐採を行いました。


これによって能島城の各郭の稜線が遠くからでも、はっきりと見渡せ、土塁のない海城ということが一目瞭然となりました。


さらに能島城を見るため、周遊観光船が訪れたりもしますし、7月ぐらいからは、民間の会社が企画する能島上陸ツアーなど、村上水軍や能島城そのものの注目度が高まっているため、より能島とわかるためにも、現状の維持管理は大事な仕事です。


今回は、能島の中でも一番広い平坦部分 ( 南部平坦地 ) に海水を散布しました。2回目の散布ですが、以前より確実に草の背丈が短くなりかなり効果的です。
但し、少し海水を汲みすぎたのか、下の写真のように3時間あまりたつと水中ポンプが干上がってしまいましたよ(笑)。


草の生え方は、次回の草刈までのお楽しみです。


さて、今回の主な作業のひとつは以上の他に「クヌギの芽欠け」があります。



冬に伐採したクヌギの新芽をかたっぱしから、へし折ることです。強い生命力の表れでもあるものの、せっかく伐採したので少々残酷ですが、ポッキーのように次々と折れちゃいます。


来月、もう一回点検をすると来年の4月までは生えてこないそうなので、伐採した木についてはすべて点検しないといけません。

こんなところや

こんなところの岩盤にも生え、確実に能島の岩盤を浸食していますね。岩盤崩壊の原因には雨水による浸食の跡も見られますが、クヌギなどの大木の根が岩盤に油を注いでいるのは一目瞭然です。
手間暇かかりますが、こんな絶壁で伐採作業を行ってくれた業者さんにも申し訳ないので、徹底的に管理していかないとイタチゴッコになりかねません。


でもさすがにこのポイントだけは手を付けれませんでした。この青々としたクヌギは一昨年、伐採した木でメカケをしないと1年でこういう状態になっちゃいます。芽欠けをした木がどうなっているのか来月の草刈が楽しみですね。


点検途中、クヌギの苗を多く見つけました。種は昨年秋に多くちらばり、能島にやってくるイノシシのエサにならなかった「どんぐり」たちです。トトロのように新芽がすぐに大きくなるのでしょうね!!


丸二日かけた作業でしたが、久しぶりに「てんとう虫」に出会えました。(D)

2014年5月26日月曜日

バラの表現力

日曜日に当館で開催された 昭和の宮窪写真展「地域のルーツとまちづくり」の講演会も無事終了しました。

民俗学と考古学、高校生の別子銅山ジュニアマイスター、そして会場の皆様と、それぞれ視点の違う観点から「宮窪」のよさを実感していただけたと思います。

この講演会の内容を考えてみると、少子高齢化や過疎化の問題などへの対処方法は、実はこういったところにヒントが隠されているのかもしれませんね。

市長さんも常々おっしゃっているように「郷土愛」というのは、とても大切なことであり、D も若・姫に言い聞かせていますよ。

土曜日は、瀬戸内海賊物語が先行上映されていたこともあり、早速行ってみましたよ。

アドベンチャー映画でも、村上水軍がよくわかる材料がふんだんに投入されています。

小豆島には、今まだ訪れたことがないため、近いうちにキャンプにでも行ってみたいですね。

 「 瀬戸内海賊物語公式サイト 」 http://setokai.jp/

講演会の帰り 少し夕暮れでしたが、同じ大島の吉海バラ公園に寄ってみました。


連休以前から、博物館はご承知のように、例年に比べ倍近くの入館者を記録し続けています。土日も毎週のように、連休時のような人だかり。

5月は季節的にも天候に恵まれ、サイクリング大会等イベントも重なっていることから、人の動きが多いですね。5月24・25日には、吉海バラ公園でも「バラ祭り」が行われていたようで、ちょうど見ごろでしたよ。

少しだけ癒しをいただきに来ました。





バラの回廊




バラ ツリー






バラのトンネルに夕日が!











その昔、スタンダードな色合いと、奥深感が自然と表現されるN社のカメラを多用していましたが、フイルムはF社のフイルムが好みの色合いを出してくれてました。クローム風の鮮やかさが魅力です。

最近は、F社のコンデジ ( コンパクトデジカメ ) の中古をいろいろものぐさり。あまり使用感がなく、格安で程度のいい5年落ちぐらいの製品を主に写真ライフを楽しんでいましたが、スマホでも比較的上質な写真が取れるため、コンデジの出番も少なくなってきました。

が。量販店でF社のネオ一眼の新型を手に取ってみると。。翌日には購入してしまいました。

新品のカメラを買うのは、防水タイプを除き、10年ぶりぐらい。

50倍ズームでも、スーパーマクロでもすぐさまピントが合うのは進化のたまものです。フイルムの色合いや、さまざまな可変フィルターを搭載しています。

カタログのうたい文句にあるような 「 スマホで取れない写真を 」 というのは、理にかなっていますね。wi-fiですぐに送信できますし。。

数十分の散策でしたが、十分癒されましたよバラの表現力と、その香り


最後はこれにて。(D)

2014年5月21日水曜日

映画『瀬戸内海賊物語』 ロケ地・今治での先行公開と舞台挨拶のお知らせ!

『瀬戸内海賊物語』は、今治のあちこちでロケが行われました。村上水軍博物館もその一つで、館長役はなんと西岡徳馬さんでした。

ゆかりの地、今治では、5月24日から先行公開が行われます!
また25日には、出演者らによる舞台挨拶もあるそうです!!

舞台挨拶には、先日、番組の撮影で水軍博物館に来館された主役の柴田杏花さんと阿藤快さんが登場される模様です。

詳しくは下記を。ぜひご覧ください!





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ユナイテッド・シネマ フジグラン今治   TEL:0570-783-226 

5月24日~5月30日(5月25日除く) 
9:50 / 12:30 / 15:00 / 17:30 / 20:00 

※5月25日のみ 
舞台挨拶:10:25*本編開始は10:45 
登壇者:柴田杏花、阿藤快、大森研一監督、今治市長様 

13:10 / 15:40 / 18:20 / 20:45 
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映画「瀬戸内海賊物語」 大森研一監督 
出演:柴田杏花 内藤剛志 小泉孝太郎 中村玉緒 
5月24日(土)香川・愛媛・徳島先行公開 
5月31日(土)全国ロードショー 
瀬戸内海賊物語公式サイト:http://setokai.jp 

2014年5月20日火曜日

話題の映画 『瀬戸内海賊物語』 公開迫る!!

村上水軍博物館でもロケが行われた話題の映画、『瀬戸内海賊物語』の公開が間近に迫りました!!





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映画「瀬戸内海賊物語」 大森研一監督 
出演:柴田杏花 内藤剛志 小泉孝太郎 中村玉緒 
5月24日(土)香川・愛媛・徳島先行公開 
5月31日(土)全国ロードショー 
瀬戸内海賊物語公式サイト:http://setokai.jp

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村上水軍博物館はロケ地になっているほか、チラシ裏面の『日本に実在した海賊・村上水軍』の部分や、劇場で販売される公式パンフレットの一部の監修をさせていただきました。

村上武吉や景親も登場しますし、先日ご紹介した“村上海賊の笛”も物語の重要なアイテムとして登場します!http://suigun-staff.blogspot.jp/2014/05/blog-post_15.html


ぜひご覧ください!

K

2014年5月19日月曜日

明日5月20日のNHK『あさイチ』。村上水軍博物館から生中継!

明日のNHK総合『あさイチ』、ピカピカ☆日本のコーナーは、村上水軍博物館から生中継です!
放送予定は下記をご覧ください。

【放送予定】
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2014/05/20/02.html

【あさイチ】
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/

ぜひご覧ください!お楽しみに!!

K

2014年5月15日木曜日

村上海賊の笛

能島村上家に伝来する2つの横笛。村上武吉が息子の景親の初陣を祝って舞った時に吹いたと伝わる貴重な笛です。

これらの笛に関する新説が発表され、新聞の一面を飾ったのも、もう6年も前のこと。



―村上海賊の笛


公開間近に迫った映画『瀬戸内海賊物語』。
公式ホームページ http://setokai.jp/

村上水軍の財宝さがしの手がかりとなる“初陣の笛”。注目の映画をきっかけに、能島村上家に伝わるこれらの横笛も再び注目されるでしょう。

村上家に伝わる2つの横笛は、常設展示室にて公開中!ぜひご覧ください。

K

2014年5月12日月曜日

30年ぶりの 山城 登城

先月、連休が始まる前週の月曜定休日。日曜参観の振替で若はお休み。

久しぶりに休みが重なったため、自転車で実家に立ち寄り、番犬「カイ」のお散歩。

川沿いの散歩コースをそれ、温泉がある山の裏側方向へ。


とついでに、思いつきの中世城館めぐり。
愛媛県内には「〇ヶ森城」という城が数多く存在しますが、比較的規模の大きな遺構が残る
「〇ヶ森城跡」へ約30年ぶりに登城チャレンジ!!


昔といっても30年前は普通に登れたところの道が。。ところどころ「いのしし」の痕跡があることからこちら裏コースからの登城は断念。


正面から攻め込むこととし、今回は、いつものお散歩コースからややそれ、近くのお寺を周回の後、ミカン山を回るコースに変更。

実はこのミカン山。昭和30~40年代の農業構造改善によって、本丸近くの井戸から城外に脱出できたと伝わる「抜け道」が閉じ込められたと聞いています。父親が幼少の頃、その狭いトンネルをくぐっていったものの、途中で行き止まりだったよう。

城の真正面(平野側から攻める方面)に抜け道があったというのも?
よくある抜け道伝説でしょうか。

こちらの正面側も「いのしし」の痕跡が多く確認できました。もしもの時の番犬カイくん。期待がかかります。

小学生の頃、毎日のように遊びまわっていた里山も、今では「いのしし」と「さる」の山になりかけているよう。

とりあえず母の忠告に従い、「いのしし罠」と「さるの集団」に注意し、ミカン山から2ノ丸めがけて突撃開始。

途中、番犬カイはいのししの罠におびえるものの、若の後ろで補佐。急こう配の切岸と竪堀?は上がりにくい上、谷部には湧水、いのしし泥濘に足元を奪われ、若は途中で...号泣。。


なんとか登り詰めると、小学生の時の記憶がよみがえりましたよ。
ここは、県内でも比較的規模の大きな遺構が残っている名所。市指定の史跡だけというのはもったいないなぁ。。


ちょうど番犬カイくんの後ろには丸い円形の井戸枠のようなものが。。堀切の底部にあたります。


上の写真は二の丸をめぐる土塁。能島城には見られない防御施設です。



特に二の丸は広く大きな樹もあまりなく、比較的広いスペースが広がっています。


二の丸から本丸にかけての堀切。


小学生の時には、立派で大きく見えた石積も。もっと大きく高くあったように思うのですが。。崩れちゃったかな??


石積みを横切ると本丸へ。本丸虎口か?


本丸にも土塁は巡ってます。


その昔、この上で走り回れるほど樹が少なかったのですが、今ではややジャングル状態。古い水道施設タンクがそびえたちます。

 
ココから先は4~6の郭。階段状で斜面は急。恐る恐る下ります。

この尾根の先には「片山3号墳」なる竪穴石棺墓が調査後、そのままになっているのを知っていたので、散策後、そのまま下山をしようと試みますが、ジャングル状態で断念。


 

途中、林道のようなところを確認。結局、初め登ってきた菩提寺の裏側斜面。私はこの場所を知りませんでした。
ここで遊んでいたころは雑木林で、植林されておらず、その後のスギ林。


無事何事もなく下山。初めは号泣し、あきらめようとした若。次はこちらのスギ林から行きたい様子。私もそのつもりです。。

この日は涼しく軽装でしたが、マダニにかまれないよう長袖・長ズボン・軍手に羅針盤、登山用の靴などは最低限必要ですね。

またマムシ」や「いのしし」、「さる」には注意が必要です。さらに狩猟の解禁期間には誤射防止のため、片手に「ラジオ」と番犬必修のようです。(D)