2015年1月26日月曜日

史跡巡り と 湯治 Part 3

いろいろ各地を回っても、やっぱり落ち着くのは何故か別府温泉です。


かつて別府温泉観光の父 油屋熊八氏 が称した 「 山は富士 海は瀬戸内 湯は別府 」のキャッチフレーズ。

昔ほどの繁栄ぶりはなくなったかもしれませんが、最近は円安の影響か アジア系の外国人観光客が大幅に増加していますね。

露天の湯につかりながら地元の人々の話など、方言たっぷりの話を聞いたり、話に参加したり。。公共湯の醍醐味はそこにあります。

さすがに南九州方面の温泉では、地元の高齢者の会話には全くついていけず、話にも参加できませんでしたが。。。

マニアックな名湯  上ノ温泉
 
最終日は、まったりと別府駅周辺の公民館に付属するような小さな温泉を巡りました。

有名な竹瓦温泉
 
新築された不老温泉

有名な温泉をはじめ、こういった温泉は毎年、年末年始の間、無料になります。

 
特に別府公園の駐車場は、毎年、年末年始の間、無料になることから中心的なベースキャンプ地になり、最終日でもかなりの同族者が集まってましたね。


別府八湯を散策中、大河ドラマに出ていた古戦場にも寄ってみました。以前は小さな看板でしたが、今はさすがに立派な看板が設置されていました。



古戦場や中世城館、天守閣を有するお城、古墳などの史跡は、なんといってもやっぱり現地に立ってみて考えて初めて理解できるということがたたあります。

これから能島城もどんどん整備が進んでいきます。初めて来ていただいた方が能島城に実際に立ってみて、本当に海賊の声が聞こえるか。

私たちの戦いもこれからが正念場です。(D)

2015年1月21日水曜日

企画展 『 村上海賊の海城と高虎の海城 』 開催期間 残り僅かです。

企画展 『 村上海賊の海城と高虎の海城 』 の開催期間 が2月1日( ) まで と残り僅かになってまいりました。

             http://suigun-staff.blogspot.jp/2014/11/blog-post_15.html


開催期間中に発掘調査時のエピソードや見どころ をブログで紹介しようと考えていましたが、その他の業務に優先?? され、アップじまいでした。

ただ、今治城の見どころは、こちら http://imabarijo.blogspot.jp/ のブログに見どころが紹介されていますので是非アクセスしてください

◎ 勘兵衛石 http://imabarijo.blogspot.jp/2014/10/blog-post_31.html

◎ 再建していない大事な城門 http://imabarijo.blogspot.jp/2014/10/blog-post.html

◎ 海水が出入りする水堀  http://imabarijo.blogspot.jp/2014/08/blog-post_30.html

◎ 展示替えで登場した城絵図  http://imabarijo.blogspot.jp/2014/12/blog-post.html

今治城に関する展示資料は、いずれ今治城などで展示され、お目にかかる機会もあるかもしれませんが、村上水軍に関わる 海城 「能島城」「来島城」「甘崎城」の展示は 今回の企画展 や 村上三島記念館 ( 今治市上浦歴史民俗資料館 ) http://museum.city.imabari.ehime.jp/santou/about/ に展示しているものですから、一度に見れる機会はなかなかありません。

今回の企画展は無料 ( 常設展は有料 ) ですので、まだ観覧されていない方は、 お立ち寄りの際は、是非ご来館ください。


恒例の月別 水軍バリィさん こちらもアップが遅れましたが、温かそうなバリィさん。今年の干支をイメージしています。


コチラはおなじみ受付カウンターで是非 見落とさずに観察してみてください。(D)

2015年1月16日金曜日

史跡巡り と 湯治 Part 2

Part 1 に続いて 南九州へ南下途中、電源が取れる有料のRVパーク http://kurumatabi.com/rvpark/ に立ち寄りながら1日3箇所をめどに湯治を楽しみました。


最近はスマホで、温泉の立地や施設の詳細、クチコミなど調べることが可能な上、20A電源付が1泊1000円程度で済むRVパークが急速に普及していているので、行き当たりばったりの行動をとる私にとっては便利な時代になりました。

 
一方で四国で唯一、愛媛県内には残念ながら  RVパークは存在しません。(  H27/1 現在 )http://kurumatabi.com/rvpark/list.html

すべての立ち寄り箇所において、地元の新鮮な食材を手に入れ、場所々によって名前が変わる?魚。プラスアルファが楽しめるスポット。

今回、初めて利用したRVパークですが、担当者からまるで観光関係者のように周辺スポットの観光パンフレットを多数いただき、長い間滞在も可能な拠点にもなりえる施設だと実感した次第です。

こういった施設をぜひ 多島美と美味しい海の食材、そして自然というインフラを兼ね備えた 「 しまなみ海道 」 周辺にも設置してほしいものですね。

既存の施設に、ほんの少し設備投資をするだけで、地域振興 と 滞在型観光の拡大。点から面へと他分野に裾野が広がる可能性があります。


南下途中、豊後 大友宗麟 と 薩摩 島津義久 との激戦地 「宗麟原」 や日向国 守護伊東氏の佐土原城に立ち寄りました。が、佐土原城は休館日。中には入れずじまいでしたが、また次回訪れようと思います。

目をこすりながら桜島の防災資料館前に行くと残念ながら休館。

後でわかったのですが、桜島はこの日、山の膨張が確認され始めたとのこと。陸続きとなった101年前の大正大爆発から地下のマグマがだいぶ溜まってきているのでしょうか。

 
8年ぶりの鹿児島では、この後初めて桜島の灰嵐に見舞われました。

 
折から台風並みの強風で、一面灰色の火山灰で視界がすごく悪い状態に。。。ホワイトボディはグレーボディへと変容していきます。

 
その後、下調べしておいた鹿屋航空資料館へと足を運びます。休館であるのは知っていたのですが、大型の飛行艇 ( 二式大艇 ) を野外で展示しているということで立ち寄りました。
 


水陸両用の飛行艇はマルチな部分がお気に入りです。次回はぜひ館内の資料館を観覧しないといけません。



最後は、初日の出を見ようとした宮崎は都井岬です。

都井岬ビジターセンターという資料館は開館していて、馬のいろいろなことがわかり子供たちも一番満足していました。自然と馬がいっぱいのところでしたね。

今年の年末年始も、湯治と史跡の周遊は行ってみたいものです。(D)

2015年1月12日月曜日

史跡巡り と 湯治 Part 1

遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

今回の年末年始も恒例の湯治と史跡巡りに行ってまいりました。


博物館に移動となり、まとまって休みが取れるのは、この期間だけとあって子供たちもまちに待った?? 各地巡業です。


前回の巡業時 http://suigun-staff.blogspot.jp/2014/01/vol1.html には組み込んでいなかった秘湯「照湯」 http://onsendo.beppu-navi.jp/752.html 当館学芸員Kさんのおススメスポットで、今回は数日通いましたよ。
こちらは目の前にある えんま坂
 
ココは村上水軍とゆかりの深い地。もともと豊後森藩 久留島家のお殿様専用の湯だったそうです。泉質は確かにいいですね。伊予でいえば自称伊予湯の横綱「湯ノ谷温泉」の泉質にかなり近いですが、「テル湯」は飲めるようなマイルド感がすごくいいです。秘湯らしくコンパクトですが、柴石温泉、名物滝湯のひょうたん温泉 と同回数通いつめました。

別府でも上位に位置する 柴石温泉

98度の源泉を加水せず空冷 の ひょうたん温泉

今回は元旦前後の天気予報が芳しくなく、予定していた九州一周の予定を変更し、寒くなる前を見計らい、南九州方面へ南下しました。


年末年始は村上水軍博物館も含め、博物館など開館している箇所がごくわずかですから、国指定史跡などのオープンな場所が見どころとなります。


今回訪れた国指定の史跡の中でも印象的だったのは、能島城と同じ中世城館の国指定史跡「知覧城」です。ココは全国屈指の茶所。鹿児島県は知覧のど真ん中に立地しています。


自然でそのままに残っている城郭遺構。復元施設などを持たないシンプルな表現しています。今後の能島整備活用事業にも参考にしないといけませんね。

始めて訪れてもわかりやすいようにパンフレットがポストに入っていました。

コチラはお城の出入り口 ( 虎口 こぐち )

知覧らしく、城郭の中にも防空壕らしき横穴がいたるところに現存しています。この後、泣かずにはいられない平和祈念館を訪れました。(D)

2015年1月4日日曜日

本年も村上水軍博物館をよろしくお願いします!

『村上海賊の娘』フィーバーに沸いた2014年。
おかげさまで、村上水軍の知名度は全国的にアップいたしました。

お客様が増えたからといって、浮かれていてはいけません。
今年は、村上水軍の海城・能島城を、現代に活かしながら将来へと引き継いでいく取り組みが正念場を迎えます。この取り組みのベースとなる、調査研究もさらに進めていかなければいけません。

これらの活動成果は、展示や講演会、体験学習などさまざまな方法で皆様にお伝えしていきますので、ご注目ください!

さて本日1月4日から新たな展示がスタートしました。

レリーフ完成記念『村上海賊の娘』装画・パネル展示
本日から3月29日(日)まで。観覧無料。

平沢下戸さんが描かれた『村上海賊の娘』の装画や、
レリーフ制作中の写真などをパネル展示しています。

窓越しに見えるのは・・・

ガイダンスホールの一角で開催している小さな展示です。
どうぞお気軽にご覧ください!

さらに!
女性スタッフ手作りのお手軽試着セットや、写真撮影スポットも完成!
ガイダンスホールでお楽しみください。体験無料です。

 
 
本年もぜひこのスタッフブログをお楽しみください。
 
K