2015年2月10日火曜日

対岸からみた甘崎城

先日、企画展でお借りした甘崎城の出土遺物を返却に上浦まで足を運びました。


ココ 村上三島記念館 ( 今治市上浦歴史民俗資料館 ) http://museum.city.imabari.ehime.jp/santou/about/ から見る甘崎城は大きなクジラの家族が浮上して回遊しているようにも見えます。

能島城は最近の環境整備事業によって雑木が伐採されていることから、中世段階の郭 ( 平坦部 ) 稜線がはっきりと見え、戦艦のようにも見えます。

能島の対岸 水場 から見た能島

実は能島城にも来島城にも甘崎城にも海城には必ずと言っていいほど対岸には「 水場 ( みずば ) 」 という地名が存在します

国道沿いの看板横には駐車場がありました。

甘崎城の対岸にあるバス停は 「 水場 」 です。

甘崎城は能島城や来島城と違って、年数回対岸から歩いて渡れるため、足洗い場が造られていました。

対岸の前には大きな防波堤があり海側の潮位と陸側の水位が違っているため、元々は遠浅の海岸だったのでしょうか。

当館でおなじみ香川元太郎さんが描かれた復元図付の解説看板も設置されています。

対岸から見た甘崎城です。

海側に残存している石垣の角石が顔を出していました。


サイクリングやクルマで大三島をお越しの際は、是非見落とさずに「海城」を見学してください。

数ある島の中で、なぜこの小さな島を海城に選んだのか。

現地に立って地図にらめっこするとその理由がわかるかもしれません。(D)