2017年4月29日土曜日

新発見!村上家文書 見どころ①

先週より始まりました、
企画展「能島村上家伝来資料群」

見どころのひとつは、
何と言っても
村上家からたに発見された古文書です!


新たに発見されたのは、
江戸時代や明治時代以降の古文書です。
その数約600点(!!)と膨大なため、
これから整理を進めて参りますが、
新発見の成果をいち早く皆様に知っていただきたく、
今回の企画展で、
すごい(!)と思われる
古文書2点を、
速報として展示しています。



そのなかのひとつが、
江戸時代に能島村上家が
毛利の殿様からもらった手紙です!







←チラシ一部拡大


まずは、何と言っても
とてもきれいです!!
保存状態がとても良い状態で発見されています!
江戸時代に毛利家で書かれて、
能島村上家が受け取ったままのものかと思うと、
江戸時代の雰囲気を、
ビンビン感じます!

新発見の古文書の毛利の殿様の花押







そして、殿様からの手紙ということで、
とてもいい紙に書かれています!!
殿様が使っていた紙は、
のし袋や祝儀袋で使われるような、
厚手の高級和紙で、
「檀紙(だんし)」と呼ばれるものです。
その高級和紙に、
藩主のサイン(花押)があり、
殿様としての威厳が、
ビンビン伝わってきます!

さらに、
手紙のなかには、
「船手」との二文字が書かれています!









江戸時代も能島村上氏が、
船や海と関わって活動していたことが、
ビンビン伝わってきます!

以上のように、
企画展で展示している
新発見の毛利の殿様からの古文書は、
江戸時代の能島村上家の姿が
ビンビン伝わってくるものです!!
是非ともご覧下さい!!

この古文書については、
調査を進めていくと、
更なる発見が!!

続く!!

学芸員 O